日本には、古来より『心身一如』という言葉があります。私はこれをシンプルに、心の状態と身体の状態は常に一体的に推移するものである、と捉えています。
つまり、心が正しい姿勢を保つためには、身体も正しい姿勢を保つ必要があり、身体を正しい姿勢に保つ修行を通じて、心の正しい姿勢、つまりあり方に気づき、これを正しく保つ事が可能になる、ということを意味している、と考えていのです。
ただし、そのためには、日本の古典的な身体作法であり、あらゆる分野で共通の基盤を持つ三点を徹底的に学ぶ必要があるのです。それは、
① 膝を曲げた中腰で、重心を正しく保つこと
② すり足を中心とした運足によりぶれない所作の習得
③ 上半身から下半身まで正中線を意識した姿勢づくり
の三点です。
伝承プラットオームのお稽古体験は、これらの日本伝統文化に共通する正しい身体作法を体験することができ、その効用を体感できるように、構成されています。ひとつひとつを、しっかりと体験するだけで、皆様の日常の身体の使い方が向上する可能性がありますから、しっかりと体験し、その身体感覚をお持ち帰りいただけたらと思っています。
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